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車での旅行

RCCの想い
生きやすさを求める人の伴走者として

 人と接する仕事を選んだ人の多くが、人と人との暖かな心の交流の大切さを意識してその仕事を選んだのではないかと思います。誰かの役に立ちたい、誰かを笑顔にさせたい、そんな気持ちをもって、資格を取り、仕事を始めたのではないでしょうか。

 変化の激しい時代、人の心に起こるさまざまな問題も、大きく変化し複雑化していきます。心を専門とする職業人たちも、日々学びと研鑽を積み重ね、その変化に対応しようとしています。人の心を扱うのは、決して精神科医や心理学者ばかりではありません。教育・医療・保健・福祉などの分野で、また企業や役所などの窓口で日常的に人と接し、地域社会に貢献している人もまた、人の心に触れる仕事なのです。

 しかし、人の心に触れる仕事にもかかわらず、資格を取った後も、現場で仕事を続けていく中でも、困難や課題が常に現れ、対応に迷ったり、悩むことが多く、仕事に自信を失い仕事から離れる人や、新しい学びを諦めて柔軟性を欠いていく職業人もいるのは残念なことです。

 そんな中、私たちは対人援助職の資質向上と親睦と連携を求めて、継続的な学びの場をつくろうと、カウンセラー有志を集めて勉強会を始めたのが、2020年でした。飲食店の個室のテーブルで6名の参加者でのスタートとなりました。この時のテーマが、カール・ロジャースが提唱した、カウンセラーに求められる資質についてでした。ここから、この会の名前にロジャースとつけることになったのです。

 私たちは、職業人として、人とただ向かい合うだけでなく、寄り添い、同じ方向を見、そっと添えた手のぬくもりが力になることを願って、本人のスピードで歩むそばを伴走するのが仕事です。同じように感じている対人援助職のみなさんが、心強く誇りをもって続けていけるように、RCCは心理学的学びの側面からサポートできる体制を整えていきたいと思っています。

 

 RCCは負担の少ない会費と、参加のしやすいオンラインでの講座、年に数回の会場での講座を織り交ぜ、みなさんを応援いたします。また、資格会員は、仕事で学んだ多くのことを発表という形で他の会員と共有する機会があります。経験者からの学びは、より実践的で現場に近い学びとなっていき、発表者にとっても、人に伝えるという作業を通して深い学びとなっていきます。そして、親睦を深め、地域連携へとつながる、ネットワークの一員となっていっていただきたいと願っています。

 

 皆さんと共に切磋琢磨しながら、一人の人間としての生きやすさにつながる学びを目指しています。興味をもっていただけたなら、ぜひお気軽に勉強会を覗いてみてください。 みなさんの参加をお待ちしています。

代表  合田 恵美子  

 

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